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N O. 8 4 楽しみの 「文楽」  1 / 2 9

文楽を 楽しんできました。 大阪市中央区の生涯学習の一環として催して下さったのに、抽選で当たったんです。 大槻能楽堂にて。

「艶容女舞衣 (はですがた おんなまいぎぬ)酒屋の段より お園(おその)のくどき」

元禄八年 ( 1695 )大阪の千日寺の畑で、半七と 島之内遊女 美濃屋 三勝 (さんかつ)が心中した実際の出来事を 演目にしています。(くどき とは ひとりごとのようなもの)

何というか、お園(半七の女房) の何と艶っぽいことか。袖をくわえて泣く、体を震わす、指先での表現、そこへ 大夫の「泣き」、文楽独特の太ざお三味線の「泣き」、この三者一体の「妙」、なんとも言えない 雰囲気を醸し出す 珠玉の一場面。

わずか20分の 演技でしたが、舞台に近く、所作がよく見えて

十分堪能してきました。

安永元年(1773) 大阪 豊竹座が 初演だそうです。

大夫   豊竹 呂勢大夫

三味線  鶴澤 清志郎

人形   吉田 一輔

     吉田 蓑紫郎

     吉田 蓑悠

(写真の 人形は「お染 久松」の 人形です


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